浮草物語

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2月7日(金)
小津安二郎監督『浮草物語』(1934)、『突貫小僧』(1929年)U-NEXTで鑑賞。

中部地方の田舎町。
市川左団次こと喜八(坂本武)が座長を務める旅役者一座がやってくる。
この町では、喜八の昔の女であるおつね(飯田蝶子)が小料理屋をやっていた。
おつねには学生の息子・信吉(三井秀男)がいたが、その父親は実は喜八だった。
喜八は息子の顔見たさに、毎日おつねの家に通った。
が、現在の女房である一座の看板女優のおたか(八雲理恵子)が嫉妬して、若い女優のおとき(坪内美子)に信吉を誘惑させた‥‥。

上記は『浮草物語』のあらすじ。
モノクロ、サイレント、89分。
坂本武が演じる「喜八」が主人公の「喜八もの」の第2作。
ジョージ・フィッツモーリス監督の米映画『煩悩』を下敷きにしている。
1959年には、小津監督自身が『浮草』の題名でリメイクしている。
出演は中村雁次郎、京マチ子、杉村春子、川口浩で、僕は既に見ている。
非常によく出来た脚本で、リメイクしたくなる気持ちはわかる。
出来はやはりリメイク版の方がいいが、サイレント版も味があり、捨てがたい。
『突貫小僧』はモノクロ、サイレント、18分(元は38分だったが、18分のフィルムしか現存していない)。
ストーリーはO・ヘンリの短編小説『赤い酋長の身代金』の翻案で、子役の突貫小僧を主役にしたドタバタ喜劇。
突貫小僧はもちろん芸名で、本名は青木富夫。
『浮草物語』にも出ていたし、他の小津作品や、松竹の他の監督の作品にも出ている。
当時、松竹映画で活躍した名子役。
周防正行監督が小津安二郎監督を尊敬していることは有名だが、周防監督の映画にはしばしば「青木富夫」という名前の男が登場する。
そして、必ず、竹中直人さんが演じている。
周防監督の遊び心が楽しい。

今日は今年10回目のジョギング。
3,6キロ走って、1,1キロ歩いて、2,3キロ走りました。
3,6キロのタイムは、19分41秒。
前回より16秒遅くなってしまいました。

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