ヴェラ・ドレイク
9月11日(木)
マイク・リー監督『ヴェラ・ドレイク』(2004年)U-NEXTで鑑賞。
1950年代のロンドン。
ヴェラ・ドレイク(イメルダ・スタウントン)は家政婦で、夫、二人の成人した子供たちと暮らしている。
年老いた母親の面倒も見ながら、病気の隣人の世話もしていた。
さらに家族に内緒で、望まない妊娠をした女性に無償で堕胎の手助けをしていた。
それは女性の子宮にポンプとホースで石鹸水を注入するという方法で、女性は2日後に流産した。
ところが、ある女性が流産前に腹痛を訴え、医者に診察してもらったことから、ヴェラのしたことが明るみ出てしまう‥‥。
原題は『Vera Drake』。
ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞と主演女優賞を受賞。
アカデミー賞では主演女優賞、脚本賞、監督賞の3部門にノミネート(受賞は逃した)。
確かにそれだけのことはある作品で、イメルダ・スタウントンの演技にはただただ圧倒された。
イメルダ・スタウントンは1956年、北ロンドンのアーチウェイで、労働者階級の両親のもとに生まれる。
両親ともにアイルランド・メイヨー県からの移民で、王立演劇学校で演技を学んだ。
学校ではアラン・リックマン、ティモシー・スポール、ジュリエット・スティーヴンソンらと出会う。
2年後に卒業し、レパートリー・シアターでキャリアを開始し、現在でも定期的にナショナル・シアターに出演している。
映画では地味な役が多いが、イギリスでは非常に有名な女優で、ローレンス・オリヴィエ賞で『イントゥ・ザ・ウッズ』(1991年)、『スウィーニー・トッド』(2013年)、『ジプシー』(2016年)で主演女優賞、『浮気なシナリオ』『小麦は緑』(1985年)で助演女優賞を受賞。
オリヴィエ賞のノミネートは計13回。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(2007年)で、「ドローレス・アンブリッジ」役を演じ、世界的に有名になった。
ジュディ・デンチ、エマ・トンプソンと並んで、イギリスを代表する女優の1人。
その人の代表作なのだから、ぜひとも見るべき。
お薦めです。
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