キューブリックに魅せられた男
9月14日(日)
トニー・ジェラ監督『キューブリックに魅せられた男』(2017年)U-NEXTで鑑賞。
イギリス俳優のレオン・ビターリは『2001年宇宙の旅』(1968年)『時計じかけのオレンジ』(1971年)を見て衝撃を受け、スタンリー・キューブリック監督の信奉者となる。
オーディションで役を勝ち取って『バリー・リンドン』(1975年)に出演し、キューブリックに忠誠を誓った彼は、有望視されていた俳優業からスタッフ側に転身し、『シャイニング』(1980年)からキューブリック組に参加する。
すぐに監督の信頼を得て、個人的なアシスタントに取り立てられ、身の回りのありとあらゆる仕事を任されるようになる。
24時間365日、雑事に追われるレオンは、次第に肉体的・精神的に追い詰められていく‥‥。
原題は『Filmworker』。
『バリー・リンドン』への出演をきっかけに、キューブリック監督の専属アシスタントになった俳優レオン・ビターリにスポットを当てたドキュメンタリー映画。
キューブリックは、映画監督としては天才的だが、異常な完璧主義・傲慢・偏屈で有名だった。
そのキューブリックに25年も張り付いて世話をしたのだから、相当な根性の持ち主に違いない。
出演者のキャスティングを任されたり、演出に口を出したりもしていたらしい。
『シャイニング』で廊下の先に立っている女の子のオーディションを任され、双子の女の子を気に入り、合格者は1人の予定だったのに、キューブリックにその双子の採用を提案、キューブリックも気に入って、双子に変更になったらしい。
1999年にキューブリックが亡くなってからは、キューブリック映画のフィルム管理をしていると言う。
レオン・ビターリ自身もかなりクセの強そうな人で、まあ、そういう人でなければ耐えられなかっただろうな、と思った。
お薦めです。
2017年製作/94分/G/アメリカ
原題または英題:
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