マリはすてきじゃない魔女

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5月16日(火)
柚木麻子『マリはすてきじゃない魔女』(エトセトラブックス)読了。

魔法があり、女性同士が結婚でき、トランスジェンダーの人々が普通に暮らす町。
マリは食いしんぼうでおしゃれが好きな11歳の魔女で、2人のママと暮らしている。
ある日、「魔法は自分のために使ってはいけない」という決まりを破り、ジャムドーナツを巨大化させて学校を大パニックに陥れる。
この出来事をきっかけに、マリは大人たちが皆に受け入れられるために「人の役に立つ『すてきな魔女』になりなさい」と言うことに疑問を感じ始める‥‥。

柚木麻子氏の本を読むのはこれが26冊目。
初めての児童文学だが、同性婚や性同一性障害の人物を登場させて、読者である子供たちに多様性の大切さを訴えている。
そのために登場人物を増やし過ぎたきらいがあり、全部覚えるのが大変だった。
話作りはうまいし、児童文学の定石を外そう、現代の社会問題を取り入れようという姿勢もすばらしいが、結果的には何ともごちゃごちゃした話になってしまった。
主人公のマリの存在感が薄いのも問題。

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