変な家2

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9月30日(火)
雨穴『変な家2』(飛鳥新社)読了。

雨穴はオカルト専門のフリーライター。
前作『変な家』の刊行後、雨穴の下には数多くの間取りに関する情報が寄せられるようになる。
裏取りを進めていく中、雨穴はいくつかの調査結果に関連性があることに気が付く。
最終的に11の間取り図をピックアップするに至った雨穴は、大手設計事務所に勤める設計士・栗原と共に、あるカルト宗教とハウスメーカーの社長一族にまつわる真相に近付いていく‥‥。

前作『変な家』は、2020年10月、ウェブメディアオモコロに投稿された。
2022年11月の時点で1000万回以上再生されるなど好評を博した。
2021年7月に小説として飛鳥新社より発売され、2024年4月の時点で150万部を突破。
2023年12月、第2弾として『変な家2 〜11の間取り図〜』が刊行。
2024年3月、映画版『変な家』が公開された。
2024年11月、「第17回 オリコン年間“本”ランキング2024 」の「オリコン年間BOOKランキング」で『変な家2 〜11の間取り図〜』が年間1位を獲得。
また「オリコン年間文庫ランキング」でも『変な家 文庫版』が年間1位となり、2冠を達成。
前作も本作も、ミステリーとしてよくできていて、とても楽しめた。
荒唐無稽だし、小説というよりゲームに近い気がするが、謎解きのおもしろさがこれだけ詰まっていれば文句はない。
お薦めです。

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