野獣暁に死す
10月5日(日)
トニーノ・チェルヴィ監督『野獣暁に死す』(1968年)U-NEXTで鑑賞。
アメリカ西部。
妻の殺害という無実の罪を着せられたビル・カイオワ(モンゴメリー・フォード)は、5年の刑期を終え模範囚として釈放された。
ビルは4人の男を雇い、妻殺害の真犯人であり強盗団のボスになっていた旧友のフェゴー(仲代達矢)への復讐に乗り出す‥‥。
原題は『Oggi a Me, Domani a Te!』英題は『TODAY IT'S ME』。
イタリア映画で、いわゆるマカロニウエスタン。
それに日本の仲代達矢さんが悪役として出演しているのだからビックリ。
ちゃんとイタリア語をしゃべっていたが、吹替の可能性もある。
三船敏郎がメキシコ映画で主演した時は、すべて吹替だった。
仲代さんは『用心棒』『椿三十郎』の国際的人気から呼ばれたのだろうが、演技に力が入り過ぎていて、名演とは言い難い。
話は完全に『七人の侍』のパクリで、仲代さんも呼んでるし、トニーノ・チェルヴィ監督はよっぽど黒澤明監督の作品が好きなのだろう。
なお、脚本はトニーノ・チェルヴィ監督とダリオ・アルジェントの2人。
ダリオ・アルジェントは1968年に脚本家としてデビューし、『歓びの毒牙』(1970年)で初監督、『サスペリア』(1977年)・『ゾンビ( Dawn of the Dead)』(1978年)で世界的に有名になる。
しかし、当時はまだ28歳で、脚本の出来も今一つ。
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