テリー・ギリアムのドン・キホーテ
10月29日(水)
テリー・ギリアム監督『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(2018年)U-NEXTで鑑賞。
スペイン。
CM監督のトビー・グリソー二(アダム・ドライバー)は小説『ドン・キホーテ』の偏執的なファンで、同作をモチーフにしたCMを撮っていたが、撮影に行き詰まり、いつまでも完成しなかった。
夜にホテルで開かれた、自身のボス(ステラン・スカルスガルド)が主催する企画会議を兼ねた夕食会で、トビーはジプシーの男から海賊版DVDを売りつけられる。
それは自身が10年前の学生時代に撮影した卒業制作映画で、やはり『ドン・キホーテ』を題材とした、現地の村人たちを役者に起用したものだった。
行き詰まりを打開しようと、DVDを観たくなったトビーは、ボスの妻・ジャッキ(オルガ・キュリレンコ)の部屋を訪ねて映画を観ようとするが、好色なジャッキに誘惑される。
さらに出張のはずだったボスの急な帰りに我を失い、変装して部屋を逃げ出す。
翌朝トビーは、卒業制作映画の舞台となった村がCM撮影現場の近くだったことに気付き、バイクを借りて向かう。
再訪した村で、トビーは、ヒロイン・ドゥルシネア姫に起用した村の少女・アンヘリカ(ジョアナ・ヒベイロ)が成人後、女優としての成功を夢見て都会へ飛び出し、さらにドン・キホーテ役を演じた靴職人のハビエル・サンチェス(ジョナサン・プライス)が、自身をドン・キホーテ本人と思い込む狂人と化したことを知る‥‥。
原題は『The Man Who Killed Don Quixote』。
ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』を題材としている。
映画史最大の開発地獄に陥った作品として悪名高く、ギリアムは19年の間に9回映画化に挑戦してその都度失敗した。
脚本はギリアムとトニー・グリソーニが担当。
原題は直訳すると「ドン・キホーテを殺した男」で、完成して正式な邦題が決まるまでは長らくこの名で呼ばれていた。
で、出来上がったものは、主人公のトビーの監督としての苦悩が描かれるばかりで、おもしろみに欠けた。
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