バリ山行
11月6日(木)
松永K三蔵『バリ山行』(KADOKAWA)読了。
波多は、内装リフォーム会社から建材の修繕会社「新田テック建装」に転職して2年目の会社員。
同僚に誘われて参加した六甲山登山をきっかけに、社内の登山グループの一員となる。
ある日、社内で孤立しているベテラン社員の妻鹿(めが)が、整備された登山道ではない「バリエーションルート」を登る山行(さんこう)、通称「バリ山行」をしていることを知る。
波多は妻鹿に同行を訴え、2人でバリ山行に挑むことになる‥‥。
第171回芥川龍之介賞受賞作。
松永K三蔵(まつなが けー さんぞう)は1980年茨城県水戸市生まれ。
関西学院大学文学部卒業後、2021年に『カメオ』で第64回群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。
出版された著作は、『カメオ』『バリ山行』の2作のみ。
『バリ山行』はストレートな山岳小説で、芥川賞受賞作にしては読みやすく、わかりやすく、楽しめた。
芥川賞の審査員の選評では、平野啓一郎氏・山田詠美氏が絶賛し、吉田修一氏・川上弘美氏・松浦寿輝氏が褒めていた。
お薦めです。
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