つくみの記憶

つくみの.jpg
11月11日(火)
白石一文『つくみの記憶』(双葉社)読了。

東京。
松谷遼平は31歳で、建設会社に勤めている。
遼平には幼馴染の恋人・友莉がいたが、ある日、会社にアルバイトとして入ってきた8歳年下の隠善つくみに運命的なものを感じる。
遼平は幼い頃、大分県日田市にある母の実家へ行き、そこで子猫のシロと出会った。
シロは遼平だけに懐く不思議な猫だったが、遼平が病気になった時、姿を消した。
遼平はつくみに会うと、なぜかシロを思い出すのだった。
ある夜、遼平は自宅のマンションでつくみと結ばれる。
が、ちょうどその時、友莉が訪ねてきて、2人姿を目撃してしまう。
遼平は覚悟を決めて、つくみと結婚するが‥‥。

白石一文氏の本を読むのはこれが38冊目。
物凄くおもしろかったが、オチにはついていけなかった。
今時、化け猫の仕業と言われても。
これだけキャリアと実力のある作家がなぜこんなオチにするのか、何が狙いなのか、ぜひともご本人に聞いてみたいと思う。

今日はパンフレットの写真撮影のため、キャラメルボックス2025クリスマスツアー『トルネイド/北条雷太の終わらない旅』の稽古はお休み。
僕は新宿の紀伊國屋サザンシアターへ行き、ニ兎社の『狩場の悲劇』を見てきました。
ヒロイン役の門脇麦さんが急病で降板したため、キャラメルボックスの原田樹里が急遽、代役に立ったのです。
『スロウハイツの神様』に出てくれた柿喰う客の玉置玲央くん、『駆け抜ける風のように』に出てくれたワタナベエンタの加治将樹くんも出演しています。
終演後、3人に会いに楽屋へ行き、話を聞くと、原田に代役の依頼の連絡が入ったのが本番初日4日前。
一晩でセリフを入れて、3日間だけ稽古したそうです。
玉置くんも加治くんも原田を絶賛していました。
2時間50分(休憩15分を含む)の芝居で、出番もセリフも多いのに、よく成し遂げたと思います。
同じ劇団の人間として、誇らしいです。
『狩場の悲劇』は11月19日8日(水)まで上演中です。

狩場の悲劇.jpg借りる.jpg

この記事へのコメント