アジアの国民感情
11月14日(金)
園田茂人『アジアの国民感情』(中公新書)読了。
東京大学東洋文化研究所教授の園田茂人が、10年以上にわたる東アジア・東南アジア諸国への継続調査から、各国民の他国・地域への感情・心理を明らかにする。
取り上げられた国は、日本、中国、韓国、台湾、香港、ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアの11カ国。
日本への好感度は、中国・韓国は低いが、それ以外は軒並み高く、特に台湾とベトナムは親日国と言っていい。
マレーシアやインドネシアも非常に高い。
日本と韓国は互いに好感度が低いが、これと似たような組み合わせが、中国とベトナム、マレーシアとインドネシア。
3組とも隣同士で、隣だからこそいがみ合うのかもしれない。
東南アジア諸国は中国へ好感度が非常に高いが、中国語を習得したり、中国文化を摂取したりする人はあまり増えていない。
留学先なら、中国でなく、アメリカを選ぶ。
作者は、中国がアメリカを押しのけて世界の覇権を握る日は来ないのではないかと予想する。
なるほどと思った。
お薦めです。
この記事へのコメント