素敵な歌と舟はゆく

素敵な.jpg素敵な2.jpg素敵な3.jpg
11月14日(金)
オタール・イオセリアーニ監督『素敵な歌と舟はゆく』(1999年)Netflixで鑑賞。

主たる人物は3人。
1人目は、鉄道清掃員(フィリップ・バス)で、彼は友人からハーレーダビッドソンを借りてはナンパを繰り返している。
ある時、カフェの娘(ステファニー・アンク)に惚れて、ものにしようとするが、失敗する。
2人目は、富豪の息子のニコラ(ニコ・タリエラシュヴィリ)で、邸宅を出ると、普段のスーツからジーンズに着替えて、自家用船で町に向かう。
そこで皿洗いのアルバイトをしながら、不良少年や浮浪者(アミラン・アミラナシュヴィリ)と付き合っている。
彼も同じカフェの娘に恋をするが、なかなか積極的にアタックできない。
3人目はニコラの父親(オタール・イオセリアーニ)で、鉄砲と模型機関車が好きな酔いどれ亭主。
実業家の女房(リリー・ラヴィーナ)から疎外されていて、肩身の狭い暮らしをしている。
たまたま息子の友達の浮浪者と意気投合して家出し、帆船に乗って海原へと出発する‥‥。

原題は『Adieu, plancher des vaches!』で、意味は「さらば、陸(おか)よ!」。
『群盗、第7章』で浮浪者を演じたアミラン・アミラナシュヴィリが、本作でも同じ役で出演している。
また、不良少年に金を奪われる役で、『蝶採り』のナルダ・ブランシェも出演している。
驚いたのはオタール・イオセリアーニ監督の出演で、しっかり芝居をしていて、ちゃんとその役に見えた。
この監督はセリフとストーリーを重要視せず、断片的な映像の積み重ねで様々な人々を描いていく手法だが、作品を重ねるごとに洗練されてきて、とてもオシャレな映画になってきた。
僕はウディ・アレン監督との類似性を感じた。

この記事へのコメント