サブスタンス
1月12日(月)
コラリー・ファルジャ監督『サブスタンス』(2024年)AmazonPrimeで鑑賞。
ハリウッドスターのエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は50歳の誕生日に、長年レギュラーだったエアロビクス番組から、テレビプロデューサーのハーヴェイ(デニス・クエイド)によって突然降板させられた。
錯乱状態のエリザベスは自分の看板が撤去されるのに気を取られ、交通事故を引き起こす。
幸い軽傷であったものの意気消沈するエリザベスに、男性看護師が密かに「サブスタンス」という名の違法薬品を宣伝するUSBメモリを渡す。
指定された廃ビルで「サブスタンス」を入手し、説明書通りに薬品を注射すると、エリザベスの背中が裂けて、スー(マーガレット・クアリー)という若い女性が現れた。
若さと美貌、エリザベスとしての知識を備えたスーはすぐに名声を得て、ハーヴェイから大晦日番組の司会に抜擢される。
エリザベスとスーは1週間毎に身体を交替しなければならず、ス―は老化を防ぐためにエリザベスの脊椎から抽出された安定液を注射し続けなればならなかった。
2人は互いに別々の人間として見るようになる。
スーはエリザベスの自己嫌悪と過食生活を毛嫌いするようになり、1週間毎の身体の交換を拒むようになる‥‥。
原題は『The Substance』。
第77回カンヌ国際映画祭で、ファルジャが脚本賞を受賞。
第82回ゴールデングローブ賞で、ムーアが主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
第97回アカデミー賞で、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。
ストーリーはシンプルだが、ラストのエスカレートぶり、暴走ぶりが物凄く、僕は筒井康隆を思い出した。
わざとグロテスクな撮り方をしていて、刺激的ではあるが、正視するのが辛かった。
とは言え、本作におけるデミ・ムーアはどんなに評価してもしすぎということはない。
役の設定年齢は50歳だが、デミ・ムーア本人は公開当時62歳。
それがバリバリ激しくセクシーなエアロビクスをして、オールヌードになって、しかもちゃんと美しいのだ。
本当に凄い女優になった。
若い頃ただただ可憐だったのに。
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