アジアの国民感情

11月14日(金) 園田茂人『アジアの国民感情』(中公新書)読了。 東京大学東洋文化研究所教授の園田茂人が、10年以上にわたる東アジア・東南アジア諸国への継続調査から、各国民の他国・地域への感情・心理を明らかにする。 取り上げられた国は、日本、中国、韓国、台湾、香港、ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール…

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群盗、第七章

11月13日(木) オタール・イオセリアーニ監督『群盗、第七章』(1996年)U-NEXTで鑑賞。 現代のパリ。 とある試写室に男たちが集い、席に着くなりタバコを吸い始める。 スクリーンには、豪邸で酒を飲みゲームに興じる大人たちを少女が射殺するシーンが映し出される。 中世のジョージア。 王(アミラン・アミラナシビリ)…

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そして光ありき

11月13日(木) オタール・イオセリアーニ監督『そして光ありき』(1989年)U-NEXTで鑑賞。 セネガルの森に住むディオラ族。 男たちは川で洗濯をし、女たちは弓矢で鹿を狩って暮らしている。 女祈祷師のバディニャ、狩人の女ゼズヴェ、怠け者の夫ストゥラと別れて3人の子供を連れて再婚するオコノロなど、様々な女たちが懸命に…

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漫才過剰考察

11月12日(水) 高比良くるま『漫才過剰考察』(辰巳出版)読了。 漫才コンビ・令和ロマンの高比良くるまが、自身が優勝した2023年度のM1グランプリ決勝戦を分析・考察する。 非常に高度な考察で、お笑いの素人のである僕には理解が及ばない部分もあった。 しかし、西と東、南と北の比較は非常におもしろく、今後お笑いを見てい…

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チェンソーマン#5~8

11月12日(水) 中山竜監督『チェンソーマン#5~8』(2022年)Netflixで鑑賞。 マキマはデンジに「「銃の悪魔を倒してほしい」と言う。 世界中で史上最悪の被害を出し、現在も捕らえられていない銃の悪魔は、アキの家族を殺した仇であった。 銃の悪魔の居場所を突き止めるためには、銃の悪魔の肉片を集める必要があった。 …

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つくみの記憶

11月11日(火) 白石一文『つくみの記憶』(双葉社)読了。 東京。 松谷遼平は31歳で、建設会社に勤めている。 遼平には幼馴染の恋人・友莉がいたが、ある日、会社にアルバイトとして入ってきた8歳年下の隠善つくみに運命的なものを感じる。 遼平は幼い頃、大分県日田市にある母の実家へ行き、そこで子猫のシロと出会った。 シロ…

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月の寵児たち

11月11日(火) オタール・イオセリアーニ監督『月の寵児たち』(1984年)U-NEXTで鑑賞。 パリ。 18世紀末の絵皿と貴婦人の裸婦画をめぐる群像劇。 画廊を営む女性とその愛人、鉄砲店の店主、美容師、警視、空き巣の父子、過激派の音楽教師、娼婦、暗殺者のアラブ人、ホームレスなど、様々な登場人物が繰り広げる行動を、どこ…

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チェンソーマン#1~4

11月11日(火) 中山竜監督『チェンソーマン#1~4』(2022年)Netflixで鑑賞。 悪魔と呼ばれる存在が日常に蔓延る世界。 デンジ(声/戸谷菊之介)は死んだ父の借金を返すべく、「チェンソーの悪魔」であるポチタと共に、悪魔を駆除する「デビルハンター」として生計を立てていた。 ある日、デンジは仕事を斡旋していたヤク…

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田園詩

11月10日(月) オタール・イオセリアーニ監督『田園詩』(1976年)U-NEXTで鑑賞。 ソ連・グルジア(現在のジョージア)のとある農村。 首都トビリシから弦楽四重奏団の若者たちが夏合宿にやってくる。 村人たちは音楽家の一行に興味津々で、あれこれと接点を持とうとし、音楽家の若者たちも練習をしながら村人たちと交流する。…

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トドにおとどけ

11月10日(月) 大塚健太/作+かのうかりん/絵『トドにおとどけ』(パイインターナショナル)読了。 オリヴィエ・タレック/作+絵『おひるしてるの?』(あすなろ書房)読了。 市原淳/作+絵『とっています』(世界文化社)読了。 『トドにおとどけ』は文句なしの傑作。 大塚健太氏の話も、かのうかりん氏の絵もすばらしい。 お…

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